BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 久しぶりに「料理屋こだま」探訪

 子会社常駐状態もいったんは終わり、自社のオフィスへ帰ってきた。何だか分からないけどけっこう忙しかった。普通に雑務をしているだけでも時間がどんどん過ぎてしまう。
 それはともかく。
 早めにオフィスを出て、連絡を取り合い、妻と渋谷で落ち合って、西麻布の名店「料理屋こだま」へ。ここは私の妻がずっとここしばらく偏愛している店である。とはいえ、そこそこのお値段をとるので、そう滅多にはいけない。ホワイトデーにかこつけて、一日早いけれども友人のS夫妻と一緒に久しぶりの訪問、ということになった。
 まずは、フルーツトマトの梅ソース和え。春らしく爽やかな味である。来る道すがら3月とうのに寒いねえという会話が嘘になってしまいそうな塩梅だ。次は、湯葉と山芋の焼き物。湯葉の上にすりろした山芋がかかっていて、それを焼いている。ほくほくして温まる。雑穀の酢飯に蛤と海草のジュレがのったもの。これさっぱりとして美味しい。酢飯とジュレが絶妙にマッチしており、そこに蛤にぷりぷりの食感が合わさる様はなかなか圧巻だ。そしてタケノコとホタルイカイカスミソース和え。これもびっくり。タケノコにイカスミソースを和えるというアイデアがなかなかいけている。イカスミもタケノコも癖のある食材なのだと思うのだが、二つ合わせてえぐくもならず、潮臭くもならず、下処理に手間をかけているのがよく分かる。丁寧さが伝わってくるかんじ。そしてへぎ蕎麦に山菜のピューレを和えたもの。私は過去二回ほどこだまにお邪魔しているのだが、過去二回については、へぎそばは、アワビの肝をすったソースで和えたものを食べたのだが、この山菜ピューレで和えたへぎそばも爽やかで春らしく美味しい。そしてサワラを木の芽みそで焼いたものと海老芋団子。サワラの焼き加減がしっとりとして美味しい。そしてご飯は鯛飯と漬け物。デザートは青梅の甘露煮入りぜんざい。爽やか〜なかんじでさらっとしており、食べやすかった。
 これに福島のお酒を合わせる(銘柄忘れた)。すっかり堪能。満足してしまった。

 いついっても、こだまはよいお店である。