BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 リスク

 とある会社の方々と夕食をご一緒した。
 ここ最近、個人的にはいくつかの意味でフラストをためているので苦笑、人に会うとどうしても愚痴っぽくなったり毒を吐いたりとまあ色々な意味でご迷惑をおかけしていたりするのだが、そういう自分には本当に愛想が尽きるので、早々に改めたいところだ。改めるための方法も自分としては十分に知ってはいるのだ。なまじ歳だけ取ってしまったモノで、そういう「自分」というある意味での「怪物」の対処法については少しずつだが習熟してきたつもりではある。とはいうものの、「自分」という怪物がたまに暴れて笑、色々なものを破壊することが、多分、私の場合は標準的な人よりも多いので、困ったものである。
 夕食のときに、その会社の方が言うには「ウチの会社はリスクをとることに寛容なんですよ」とのこと。リスクをとることに寛容なのは、ある意味、諸刃の剣である。PLはボラタイルになるだろうし、BSが痛む可能性も秘めている。しかし、情報を加工することで生きている「会社」というものを「生物」のメタファーで考えるとしたら、きっと「新陳代謝」「適者生存」というキーワードから、何らかの形で「リスク」をとることは必要だという結論を容易に導くことができる。
 生物が毎日生きているということは、あらゆるリスクをとっており、そのリスクのバランスの上で「ホメオスタシス」に生きているわけである。だからこそ、リスクはとるものなのだ。ただ、とるときには、「取り方」があるとは思うけれども。次なる生物学的進化を産むためには「リスク」と上手につきあうことが肝要なのではないかと思った夕べだった。
 帰り道、川崎の友人宅へ遊びに行っていた妻と待ち合わせて井の頭線で一緒に帰った。井の頭線の先頭車両は意外と空いていて快適だった。