BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 雨

 帰りがけ、雨が降り出した。
 仕方ないので、妻に駅まで傘を持って迎えにきてくれないかとお願いしてしまった。文句も言わずに傘を持ってきてくれた妻に感謝する次第、である。
 一時期読書が中断していた柄谷行人岩波新書から出た「世界共和国へ」を読んでいる。一回読み始めたのだが、途中まで読んで内容に入っていくことができずに、投げ出していたものをもう一度読み始めたってかまえ、である。
 そう言えば、いくつかの本が、その内容に踏み込めずにちょっと読んで手付かずになっている。矢作俊彦の「悲劇週間」がそうだし、ティム・リアリーの「死をデザインする」もそうだし。本と自分自身の関係というものには、何らかの「旬」があって、ちょうど食べ頃「旬」を迎えた本はするするっとあっと言う間に読めてしまうのであるが、自分にとっての「旬」がきていない本だと積んでおいて、後でぱらぱらめくり、「旬」かな?と思ったところで一気に読むということになる。自分なりの情報整理、というか要するに勤勉ではないので、勢いのある時期に詰め込むってことなのだが……。
 どっちにしろ、自己正当化の言い訳だな。

世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)

世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)

悲劇週間

悲劇週間

死をデザインする

死をデザインする