BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 富士ヒルクライム 当日

 さすがに前日に8時半くらいに寝ているので、あっさり4時前には目が覚めた笑 そりゃあそうだよな。それだけ寝れば十分だろう。朝起きて、コンタクト入れたり、着替えたり、昨日スーパーやコンビニで買った朝食を食べたり、となかなか淡々と進む。昨日買ったassosのビブショーツだが、さっそくパッドにクリームを塗ってはいていることにした。相変わらず子供なんである。このクリーム、案外気持ちいい(あ、誤解しないで欲しいけど)。こりゃロングライドのときでも快適になりそうだなあと思った。
 今回、他の仲間と違って、私だけ車の駐車場が富士急ハイランドになっていた。こりゃ明らかにいじめが罰ゲームの感覚としか思えない。まあ自走できない距離ではないのだが、そもそも「上り」になるから、レース前に足をけっこう使ってしまうことになるのではないかと思って、バイクをスタート地点会場の体育館に預けてきたのだったが、仲間のご厚意で、富士山麓公園の駐車場の駐車券を譲ってもらえることになったのだ。そこで当初一番懸念していた「スタート地点まではどうするんだ?」というところはあっけなく片付き、荷物と車と我が身だけで会場入りすることになったのだ。
 今回の富士ヒルクライムでは、タイム計測用のチップがゼッケンに貼り付けられており、バイクに付ける必要がないので、なかなか快適だったのだが……モノの見事にチップを謝って自宅まで持ち帰ってきてしまった。ゼッケンにチップが貼り付けてあったので、返すという感覚がなかったせいだ。とはいえ、それって注意力散漫ではある。
 アップをかねて少し走ったりしてスタート時刻を待つ。私が参加する40〜44歳クラスは参加者がえらく多く、人々の列をかきわけて、きちんと並ぶのが辛そうだったので、スタートゲートの近くの脇から適当なタイミングで合流させて頂くことにした。仕方ない。列をかきわけるよりもその方が楽だったからだ。
 スタート前、私の近くに、多分フレンド商会の社長様だと思うのだが、その人と親しげに話している人がいた。「今年は千葉も能登も出れないんですよね〜」とか。かなりコアのライダーであることは会話の内容から推測できた。
「それではゲストライダーをご紹介します! 鶴見辰吾さん!」
「は〜い! はいはい!」
 手を挙げ返事をしたのは、私の側にいた人だった・私の蕎麦じゃなくて側にいたコアなライダーは鶴見辰吾氏だのだ笑 サングラスかけていたから全然気付かなかった。彼はかなりの健脚であるらしい。
 と、そんなこんなでスタート。人数が多いので、走り出すまで時間はかかる。とはいえ、このレース、計測チップで計測地点からゴールまでのタイムをきっちり計ってくれるので、いくらスタートが遅くなってもあまり気にならない。号砲の後からいきなりタイム計測となると、ちょっと焦るモノだが、ここではそんな心配はいらないのだ。
 昨年とうってかわって、晴天!だったのでレース自体は快適だった。途中、友人に抜かれたが、これは想定通り笑 とはいえ、案外足も回ったし、けっこう調子は良かったような気がする。最初がけっこうきついのだが、時速10kmから11kmを下回ることなかったし、途中の8%くらいの勾配のところも、昨年は時速1桁kmだったのだが、10kmを下回ることなく、キツいところでも12km平均くらいでも走れたはずだ。途中の平坦なところはギアを上げるだけ上げて頑張ってみた。
 キツいなぁと思っていたのだが、冬の走り込みや佐渡でのロングライドがきいたのか、徐々に脳内物質が出始めたのか、案外粘りがきいた。ひどく衰えることなく、足は回ってくれたので、ゴールした瞬間、手元の時計では9時ちょうどくらい。単純計算で1時間45分。多分計測開始ポイントまでの時間を差し引けば、もうちょっと短いだろうから、多分昨年と比較すると少なくとも10分くらいはタイムを短縮することができた。
 エンデュランス系のスポーツにおいては、練習は絶対に自分を裏切らないという当たり前のことを再認識。手抜きはいかんのだなあと思った次第。
 ゴールしたら、富士の五合目はえらい寒かった。皮膚感覚では一桁度後半くらいではなかろうか。八ヶ岳で買ったassosのジャージに着替え、レッグカバーをしたのだが、ううむ、指切りのグラブしかなかったので手の指が冷たい。しもやけになりそうだ。急いで下山しなければ……ということで9時半スタートの下山組で下山。途中標高が1500mくらいになるまで寒かった。もう一枚くらい着ないと寒いのだな。昨年の雨の寒さの教訓をまったく生かせず苦笑
 駐車場に止めた自分の車に辿り着いたのは10時半くらい。今年は吉田うどんも食べずに変えることにした。仲間とは駐車場で解散になった。

 とまあ、レース自体は非常によい結果で終わり、練習量の増大と心労の減少がスポーツの結果にとってどれだけよい影響を与えるのかを、当たり前の話だが体感したわけである。

 帰り道も渋滞なし、家についたら確か12時半くらい。何とコンパクトですっきりしていたことか。
 夕方妻と一緒に吉祥寺へ行き、散策。HMVでエレクトリック・マイルス時代の二枚を購入笑 下のリンク参照、である。
 何をいまさら、であるが、根を詰めて聞いてみると、昔では分からなかった面白い音楽でることがしみじみ分かってきて、ああ、これが年輪かと思う。またマイルス繋がりってことで、パルコブックセンターで「マイルスに訊け!」とかいう語録も買ってしまった。あほだなあ……。
 関係ないけど、昔、ブラームスが嫌いだった。でも、ある年齢(確か22歳くらい)で急に好きになった。音楽でも小説でも芸術一般にそうだが、作品の方から自分へ入ってくるタイミング、いつだかのエントリで言った「旬」ってものがあるような気がする。
 晩ご飯は外食しようということになって、吉祥寺の定番「ヴィレッジバンガード」でハンバーガーを食べ、ヒューガルテン・ブロンシュ生、でご機嫌。

 そう言えば今日は、地元久我山は蛍祭りだった。見に行ってないや笑

マイルスに訊け!

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ゲット・アップ・ウィズ・イット(紙ジャケット仕様)

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アガルタ(紙ジャケット仕様)

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