BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 大友良英ONJQ in Pit Inn

 会社を定時で抜け出して、妻と一緒にPit Inn大友良英ONJQを鑑賞する。会場直前くらいに到着したのだが、早くも妻のお友達にお会いする。菊地成孔関連のライブでは必ずお目にかかる方で、多趣味多才で羨ましい限りの方なんである。
 Pit Innは、私不勉強なもので、何年ぶりか分からないくらい久しぶり、であった。ステージと客席の近さからくる独特の緊張感は、なかなかこの小屋だけでしか味わえないもので、けっこう好きだったような気がするのだが、ここ数年はどういうわけかとんとご無沙汰していた。
 さて、肝心のONJQであるが、メンバーは大友良英(g)、津上研太(Sax)、水谷浩章(B)、芳垣安洋(Ds)、ゲストで秋山徹次(g)、というメンバーで、個人的にはDCPRGのライトDSとしての芳垣氏のドラミングにはまってしまったことと、同じくDCPRGで津上氏にも痺れてしまったこともこれあり、どちらかというと大友良英氏というよりは、サイドメンに関心があって脚を運んだというフトドキモノなんではあるが、そこはご容赦頂きたい。エリック・ドルフィの「Out to lunch」からの曲とか、津上研太氏のオリジナル「Floating boat」といった曲が印象に残った。ノイジーで爆音系の大友氏のギターが時折リリカルに変貌していく様がなかなか興味深かった。あとはやっぱり芳垣氏のドラムが個人的には気持ち良かった。私はやっぱり音響派というよりは、リズムがないと死んでしまう方なんだということが如実に実感できた苦笑
 さはさりながら、少々アルコールが入った頭には、ノイジーだったり、耽美的だったりと変幻自在に変わっていく大友氏のギターの響きがいたく心地よかった。心地良すぎて微妙に落ちていたところがあったりしたかもしれない、申し訳ありません……。

 それはそうと、昨日今日とレッドホットチリペッパーズのライブが東京ドームであったらしく、私がオフィスを出る時間帯に水道橋駅がいたく混んでいた。レッチリも人気があるのだなあと1人納得。「death note」の音楽もやっていたし、新しいファンも開拓できたのだろうなんて思う。ロックとてマーケティングなのだ。
 私は過去、三回くらいレッチリのライブを見ているが、ここ最近のアルバムはどうにも関心しないので、今回のライブは行かなかった。あの荒削りのファンクというかミクスチャーぶりがレッチリの良さであって、普通のロックバンドになられてしまったのでは、私が感情移入する隙はないのであった笑

Out to Lunch

Out to Lunch

 ちなみにレッチリファンからの評価は低いが、私が大好きなのはこれ。

One Hot Minute

One Hot Minute