BearLog PART2

暇な中年の独り言です

6月14日 稽古稽古稽古、カマエ、ハコビ

 朝一番で大手町。投資先と某大手金融機関の引き合わせ。某大手金融機関の方はプロパーだと思ったら、中途入社でしかも前職時代は6年くらいインドに駐在していたとのこと。「名実ともにインドで修行してきました」とのこと。何となく頷ける話。

 昼は思い切り予定をブロックしていたので、わりとゆっくりと物事を進める。夕方は能楽の稽古。「枕慈童」のクセ。2027年の厳島神社桃華祭がターゲット。息の長い稽古だが、早いうちにやっておくに越したことはない。リブートするのは何とかなるから。

「紅葉狩」「羽衣」「敦盛」の謡も。これらは来年の桃華祭用の稽古。

 後席はあいも変わらず安泰楼、味はともかく先生と車中のみんなと盃を傾けるのは本当に楽しいものだ。

 帰りの電車の中で、社中の仲間で腰を痛めた人が一人いて、その人の話になる。先生曰く、「東北大の若い子でもそうなんだけど、型を決めようとしてガチガチに力を入れちゃう。そうすると動けなくなる。腰を痛めた方も少し固め過ぎて稽古をし過ぎたんじゃないかなあ。」

 なんだか我が意を得たり、というかんじ。自分は最近、まずは体をぎりぎりまで前傾させ、膝と足首を少し曲げる。そうすると骨盤は前傾するが、少し下を向く感じになるのでそのときに胸椎を思い切り曲げて胸をはり前を見て、少し顎を引く。そうすると無理やり骨盤を前傾させようとすると腰に負担がかかり、かつ股関節が固まるからハコビしようとすると軸が左右にブレてしまう。股関節はあくまでもゆったりとゆるゆるにしておかなければならないのだ。と、いうのが自分の気付き。

 やはりそうなんだ、ということが分かってちょっといい気分になった。

 能楽において、カマエとハコビはいくら追求しても、やりすぎることはない。