BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 感慨深いできごと

 午後になって、赤坂の子会社で取締役会に出席。この会社の取締役会に出席するのも、今回が最後だと思うと非常に感慨深いものがあった。
 結果的にはおつきあいできた時間は長くはなかったが、長くないなりに、色々なことがあったといえばあったし、自分の力が至らなくて何もできなこともあって、達成感も何もなく、心をヤスリで削られるような感覚だけが残った。
 自分がこの3年間、何をやっていたのかということを考えると、お寒い限りだ。自分自身を職業経営者の端くれと考えると、やはり、この3年間ちょっとは失敗だったと考えるのが妥当なんだろうと結論付けている。
 何一つ自分の思った通りになっていないわけだから。
 何がだめで、何が良かったのか、もう一度きっちりと分析して、8月以降で役立てるしかないと思ったりもした。
 何かを喪失した、という感覚でもなく、何かに負けた、という感覚でもなく、もっと淡々としたもの。淡々としているにもかかわらず、それはエントロピーを産み、何かを蝕んでいく。そして、気が付いたときには、時、既に遅し、である。
 その後、友人と一緒に夕食を食べる予定だったが、この子会社の幹部の方にお誘いを受けたので、ちょっと時間がかかりそうと言っていた友人に甘える格好で(すまん)、子会社の幹部の方と夕食をご一緒させて頂く。有り難い話、である。8月以降もたまに遊びましょう、と言って下さったのがせめてもの心の救い。
 そういう人間関係だけが自分の財産になる。