BearLog PART2

暇な中年の独り言です

「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」

 先の週末に、家族で観に行ったのです。もう春休みのお約束です。問答無用です。しかもこの日はこれだけではなくて、「Sing」と「モアナと伝説の海」も観ておりまして、豪華三本連続鑑賞とあいなったわけなのであります。
 三本とも、色々と言いたいこともあるのですが、今回は「ドラえもん」に絞って、ダラダラと雑文を書き連ねることにします。
 今回の「ドラえもん」の映画ですが、あらすじについて触れるのはやめておきますが、ディティールについては本当に面白かったです。というのも、至る所に過去のアニメの「引用」が散りばめられているからです。順不同で行きますが、「アナ雪」「エヴァ」「ビューティフル・ドリーマー」等々、「アナ雪」はおいておいても、日本のエポックメーキングなアニメが至る所に散りばめられており、藤子不二雄作品の「ジャングル黒べえ」ですら、黒べえ自身のキャラが換骨奪胎で引用されていたりするわけです。
 ご覧になったお父様、お母様は直ぐにお分かりになったかと思うのですが、本当に元ネタを探すのが楽しいくらいに色々と散りばめられているわけです。過去の「ドラえもん」の映画において、ここまであからさまな形で過去の作品の引用が行われていた例は、私が知る限り、あまりないような気がします。なので、あまりに感動してしまい、終わった後でうれしくなってしまい、娘に不審がられるくらいのかんじでニタニタと中年っぽい笑いをしてしまったほどなのです。
 個人的には一番ぐっときてしまった引用は、南極の地下で「つ、翼を広げているぞ」というセリフ。しかもその後にそのセリフを異化するかのようにスネ夫が、「そんな話、聞いてないよ!」と叫ぶわけです。

 このシーンは最近の邦画では出色の出来です!

 これだけでも今回の「ドラえもん」は見る価値があると思った、私なのでありました。