BearLog PART2

暇な中年の独り言です

初会を総括する

 総括というとかつての学生運動内ゲバみたいだけれど笑

 1月17日に社中の発表会があった。

 今回は、連調「羽衣」、「経政」のニノ同、素謡「葛城」。

 まずは連調から。新型コロナ感染対策でマスク着用で舞台に上がる。今回は隣に座ってくださった方が超ベテランさんだったので、ここで打つっという気迫が隣からそのまんま伝わってきて、その勢いに気圧されるように比較的正しく打てた(勿論、いくつか間違えた。特に三ドリとか……)。今回はスケジュールの関係で、稽古に出席できた日が超絶少なく、前日夜にひたすら一夜漬けをやったので、どうなることやら、と内心思っていたのだが、ちょっとホッとした。

 ライフワーク化してきた「経政」のニノ同であるが、動き自体は特に難しいことはない。詞章をよく聞いて動き出しを間違えなければ大怪我はない。

 とはいえ、細かいところで、右手を上げるのか下げるのか、ワキの方を見る「アシライ」のタイミングとか、そういうところがまだ心許ないということがよく分かったので、そこは4月までにさらに埋めていく必要を感じた。

 問題は「謡」である。役の感情を込めるとか表現力がとかそういうことよりも遥かに前の段階、だなあと自分の状況のダメさを認識した。舞台の上で謳うだけで精一杯で、先生から教えていただいたことの10%も出ていないし、そもそも数箇所、謡い方間違えている。これはまだまだ埋めなければならないところが膨大にあるという感じ。

 そう言えば、出番の直前に鏡の間で修羅の構えを確認してたら、「もっと前傾させて胸を張って」と先生に構えの修正をして頂いた。これがすごく良かったような気がしている。舞台に上がっても修正して頂いた点をかなり意識できたから。

 いつも発表会のときはテーマを掲げているのだが、今回はあまりテーマ的なものは大上段には振りかぶらなかったのだが、「演劇」なのだという認識を持って望んだつもりなんだが、「演技」する以前に「謡」や「型」がまだまだ何だなーと思い、4月に向けて気が引き締まる思いである。

 素謡は、、、。素謡も新型コロナ感染対策でマスク着用で。集団で謡うと自分が怪しいところはすっと引っ込めてしまうので何とかなってしまうのが、いいところでもあり、悪いところでもある。今回は稽古時間が少なかったので、ご迷惑にならないだけでもよしとしないと……。

 引き続き「謡」は課題。精進精進。