昨日中に家事のノルマをこなしていたので、今日はのんびり。朝イチバンジムへ行って筋トレ、30分程度のトレッドミル。トレッドミルはいつも4km程度をこなすのだが、今日については何となく3kmで終わらせちゃった。もう少し粘れば良かった。
その後庭の植木に水やりをしてから、妻に風呂場を占拠されていたので（笑）、そのまま汗だけ拭いてTOHOシネマズ渋谷へ。「君たちはどう生きるか」を観に行く。
「君たちはどう生きるか」については、多分いろいろな考え方があるのだろうが、自分にとっては、過去自分自身が作り出してきた作品世界を 宮崎駿自身が全否定してみたいという衝動に駆られたが故に、つくられた映画なんではなかろうかと考えている。 輪郭のはっきりした明確なストーリー性を持たないが故に、イマジネーションが垂れ流されている感じであり、そして最後の最後に垂れ流されたイマジネーションがある意味全部否定されてしまうというところにこの作品の本質があると考える。 いろいろな世界を描いてきた宮崎駿であるが、結局のところはそれは箱庭に過ぎないと言うのは、本人自身がよくわかっているのだろう。その「箱庭性」というのは、作品が持たざるを得ない。ストーリー性やドラマツルギーが故に発生してしまうもので、中途半端な作家性を持った作品は必ずと言っていいほど「箱庭性」 を持ってしまうものだ。
彼は自らが作った箱庭から出ようと言う意思表示をしたのではないかと。自分は考える。
それはともかく、映画から帰ってきて、その後のんびり。休日らしい休日を過ごした感じがして大満足。
