BearLog PART2

暇な中年の独り言です

3月30日 国立能楽堂研修舞台での装束つけての稽古に励む日

 今日はヴァイオリンのレッスンはお休み。

 午前中に色々と準備をして12時半前には国立能楽堂へ行く。今日は装束を着けての稽古があるのだ。

 国立能楽堂に本舞台の他に研修舞台があるということを知ったのはこの稽古のご案内を先生から頂いた時だった。いやはや国立能楽堂広いと言えば広い。

 胴着をきてから装束を着けていただく。

 やはり装束を着けるとずしりとくる。この重み、なんか自分を拡張してくれるような気がして結構好きだし、自分の姿勢についても装束がしっかり支えてくれるような気もする。でも装束に着せられるのではなく、装束を着こなさないといけないんだろうけれど、当然文弱の自分はそこまではいかない。精進精進。

 稽古の際、いくつか課題にをご指摘いただいた。

  1. まず詞章。言葉を間違えたところが数か所。特に切れ目要注意。
  2. 謡。「冬は火」(「火」のところは中、伸ばしてから少し上げる)
  3. 謡。鞨鼓の前、物着のあと常座に出るところ。「7つの歳 天狗に」のところをもっとはって高い声で謡う。なぜならば、花月は少年だから。低い声で謡ったら少年にならない。
  4. 弓の段。弓の羽の位置関係。そして弓については装束にひっかからないようにするために大きく動かすこと。そして見える位置で確実に操作。
  5. 弓の段。「大口のそばを高く取り」、足掛けてまずシテ柱を見る、弓の操作、歩く。
  6. 弓の段。「大口のそばを」のところ、大口袴はどこを持っても良い。どこを持っていれば上に上がれる。
  7. とにかく、柱を確認するという手順をすばやくすることが大事。確認は迅速に!

 途中、橋掛の柱とシテ柱を見間違えたり、色々とコケたところがあるのだが、弓の段と謡、ことばのところをしっかり修正しないといけない。稽古の様子はこちら。

 しかしこの面、美少年。

 本番まであと少し。

 精進、精進。

 後席はこちら。北参道ゆりかご。

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 後席はいつでも楽しい。先生はこれから弟子を増やすということを明言された。やはり拡大成長するという前提ではじめてモチベーションが上がるといえよう。

 精進精進。