BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 雨、雨、雨

 午前中、天気予報の通りに雨。本を読んだりしてだらだら過ごす。雨が降っているし寒いし、何だかやる気が出ない。会社に「私の名は紅」を置いてきてしまったので、ベッドの中で、途中まで読んで飛ばしていた野田努氏の「ブラック・マシン・ミュージック」をつらつらと読む。この本、本当に色々な示唆に富んでいて面白い。
 関係ないが、私は基本的にはビジネス書を読むのが大嫌い、である。業務上必要な知識を習得する上で最低限読みはするが、ドラッガーとかMBAチックな経営学の教科書みたいなの精読するのは基本的には大嫌い(誤解ないように。最低限は読んでいますけど、好きではないってことです)。まあ、一時期、トム・ピータースの「Wow!」とかは喜んで読んではいたが、あれはマンガみたいなものだから、ビジネス書ではないと思われるので(苦笑)。
 それはともかく、何でビジネス書、経営学の本を読むのが大嫌いかというと、自分が毎日やっていることを書物で読んで何が面白いんだ、と思ってしまうからだ。せめて読書くらいは関係ないことで自分の乏しい想像力を羽ばたかせたいし、経営学なんかよりは、経済学の論文(それこそ、アローとかドブリューとか)を精読する方がいいし、ゲーデルの入門書の方がもっともっといいし、ニーチェも悪くない。「ご冗談でしょう、ファインマン先生」こそ、新卒社員に読ませるべきである、とも思う。
 まあもうちょっと日寄ったところでは柄谷行人蓮実重彦なんかの本の方が、それこそ経営に関する示唆に富んでいるという暴言すら吐きたくなる。それこそマルクスドゥルーズなんかの方が面白いし、企業経営のある種の宣言書としては「リゾーム」の方がよっぽどふさわしい……あ、個人的趣味なので気にしないで下さい。要するに本は仕事と関係ないものであればあるほどよろしい、ということである。
 午後になって晴れたので、新宿へ。私の母が妻へプレゼントとして時計を贈ってくれたので、その時計をデパートまで取りに行った。この時計、なかなか素敵、である。ご関心のある方は、多分妻の左腕に巻かれてあると思うので、私の妻に聞いてみて下さい。
 その後、ビックカメラで最近壊れ気味の炊飯器を買おうと思い物色するが、どれ買っていいのか分からず、そのまま引き返してくる。その後、伊勢丹なぞを冷やかしながら、夕方になって原が減ったので、地元の蕎麦屋でそばを食べて帰宅してくる。伊勢丹ではあまりぐっとくるものはなかったのだが、それは人が多かったせいなのではないかと思われる。
 日が落ちたら寒かった。ここ最近ではずいぶんと冷えたほうなんではないかと思われる。

 テレビ見ていたら、NHKで鮭を捕獲するクマの映像が写った。野生のクマは本当に美しい。
 しかも半年寝て暮らす。最高の動物だという認識を新たにする。

表層批評宣言 (ちくま文庫)

表層批評宣言 (ちくま文庫)

The Pursuit of Wow!

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リゾーム…序

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マルクスその可能性の中心 (講談社学術文庫)

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ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

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ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

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