先週の「にしすがも創造舎」で行われた、絵本の読み聞かせ会に参加したのだが、そのときに読んでもらった名作絵本。
- 作者: 長谷川義史
- 出版社/メーカー: 教育画劇
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: ハードカバー
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他愛のない話かと思ったら、最後の方で何ともいえない感情を読者に与えて唐突に終わる。オチについては、ネタバレになるのでここでは書かないが、子供に分かるのかどうかは疑問なくらい、深い内容が一瞬で刻み込まれる。
基本的には、「ぼくがラーメンを食べているとき、隣町のだれそれさんが何をしている」という話が続き、隣町が隣の国になり、そして隣の国で何が起こっているのか、その近くできない共時性がシンプルに示される。
共時性がもつ不可思議さと残酷さと美しさ。
それがこの絵本の全てだ。
読み終わると、得も言えぬ感動というか感情が押し寄せる。
いやはや。
こういうものも可能なんだなあと非常に勉強になった。