BearLog PART2

暇な中年の独り言です

ニューノーマルに対するひとつの意見

 昨日、娘と他愛の無い話をしているときのこと。

 新型コロナの第三波がどうやら来ているらしい、とのことで、自然と話はそっち方面に向かっていく。

父:「新型コロナの第三波きているみたいだね。東京では493人の新規感染者が出たらしいよ」

娘:「ふーん。夏休みの終わりくらいと同じだねー」

父:「そうそう。困ったもんだ。もうロシアンルーレットみたいなかんじだねー」

娘:「絶対に感染しないようにするんだったら、全員が酸素ボンベ背負って顔とか全部ヘルメットで覆っちゃえばいいんだよ」

父:「それってまるで宇宙服みたいじゃん」

娘:「そうだよ。そうすれば感染なんか絶対しないじゃん」

 

 まああまり現実的ではないと思うし、小学校六年生的な考え方ではあるが、ある意味、究極のニューノーマルを提示しているような気もする。

 新型コロナだけではなく、原発事故以来の放射能の問題とか、強まる紫外線の問題とか、熱中症の問題とか、そもそも人間の体を従来のように外気にさらしておいていいのか?というような事態はいくつも起きていると言えば起きている。

 そう考えると、この考え方は案外今後の地球環境と人間の関わり方を考えていく際には意外と無視できないような気もする。

 我々は「母なる大地」みたいなことをよく言うし、実際に大自然の中に入っていけば何となく安心するような気がするのも事実だが、「母なる大地」が「母」であることをやめてしまうリスク、というのがここ数年飛躍的に高まっているような気もする。

 勿論「気がする」だけで、実際にそうなのかどうかは私には皆目検討もつかないのだが……。

 そして、娘はダメ押しのように、「酸素ボンベやヘルメットをみんなが沢山買うようになれば、それって経済的にもいいんじゃない?」

 思わず娘にケインズを読ませたくなった父親なのである笑