BearLog PART2

暇な中年の独り言です

かなり高確率で起こり得る未来

 父は認知症の関係から高齢者向けの施設に入居した。母は独居している。ちなみに父が入居する施設と母が暮らす私の実家との間は徒歩15分程度の距離。弟は実家の比較的近所に住んでいる。そして私は母が一人暮らす実家の向いに住んでいる。

 これが今の我が家のすべて、である。

 父は83歳。母は78歳。

 自分が父や母の年令になるとどうなるのか。

 私が83歳のとき妻は76歳。娘は41歳。妻も私もとうに何の仕事もしていないだろう。娘は多分、我々夫婦が暮らす家から出ていっていることだろう。そして場合によってはよき伴侶を見つけて結婚している可能性もあるし、場合によっては可愛い子宝に恵まれている可能性もある。

 41歳という娘の年齢を考えると、もし仕事をしていれば(多分していることになるんだろうけれど)、ちょうど油ののった時期で忙しくしているだろう。子供にしても思春期に入るか入らないかくらいの頃で難しい時期、しかも完全に手が離れているわけではなさそうだ。

 ということは年老いた夫婦の面倒をみてくれるような時間的な余裕も金銭的な余裕もないのではないか、ということは容易に想像がつく。

 すると、我々夫婦は我々2人で自活していかなければならない。勿論経済的にも実生活の面でも、2人で何でもこなしていかなければならないわけだ。

 これって、可能なことなのだろうか?

 可能なように見えて、結構難しいようなことなのではないか、と思ったりする。将来のことを無闇やたらと恐れていても何にも話は始まらないのだが、このことを考えると、ちょっと暗澹たる気分になって、かなり打ち拉がれて鬱々とした気分になってくるから、余計この事実から目を背けたくなる。

 

 しかし、この現実は遠からず私の身に起こる。

 高確率で起こり得る未来。それはまさに、夫婦ふたりの老老介護の末の孤独死……というイメージが自分の脳裏から去ってくれないのだ。

 自分の未来は超絶暗い、トホホ。