BearLog PART2

暇な中年の独り言です

3月25日 グールド風「フランス組曲」とはこれいかに

 朝から出社。人事面談2つの後、昼食兼社内勉強会。上場新興企業を中心に見ていらっしゃるファンドマネージャーの方おふたり。なかなかおもしろいお話が聞けたような気がするが、かつて自分が某上場企業のCFOをやっていたとき、大した戦略、戦術もなくよくもまあ資本市場で稚拙な遊びをしていたことかと思ったりする。とはいえ、そこでやった遊びが貴重な友人を生み、そして自らの芸風の根幹をなしているような気もする。

 午後、人事面談ひとつのあと、投資委員会。自分が上程する議案はないので、いくつか質問をした程度。

 夕方は久しぶりに社長様とサシ飲み。銀座。といっても贅沢をしたわけではない。クラシックが聴けるサロンに行き、芸大三年ピアノ科の方のピアノを聞く。最初のセットでバッハのフランス組曲5番。ちょっとグールド風。失礼を承知で御本人に「グールドっぽかったです」と言ったら「悪い気はしないけど。気をつけないと彼への冒涜になるし」的なことをおっしゃっていた。

 ロングトーンで微妙な異音がピアノに入るような気がして、演奏がどうとかいうのではなく、それがちょっと気になった。

 後半のセットはドビュッシー「映像」。これはミケランジェリの名演をかつて愛聴していたのだが、それはそれ。これはこれ。

 ということで一日が終わる。