BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 ブランド消費2

 なんでそうなるんだろう?と考える。
 つまりは「ブランド」は社会における自分自身の「序列化」のアイコンなのではないかという仮説。ブランドを持つ自分を、社会の中で相対化してみて、「ああ自分は中流なのだな」と認識して安心する。そうそう、安心感とは、ブランドの高品質によるものではなく、社会の序列のアイコンとして、自分自身が「カテゴライズ」されてしまうことによる安心感なのではないかと。
 欧州のようにヒエラルキーが確固としていない分、日本人は自分自身の居場所に対して漠とした不安を抱いている。そこで「ブランド」という「アイコン」で分類され、自分自身のいる場所を確認するわけだ。モノによる自己規定ってことなんではないか。


 分類され、自分自身を他人によって規定されるというのは、もっとも安易な快楽のひとつ。自己認識はつらいものだから(苦笑)