BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 最大のイベント

 バックデートになりますが、こちらでご報告。

 7月1日に、妻と私は、ご参加者の前で結婚式と披露宴を執り行わせて頂きました。籍じたいは今年の元日に入れていたのですが、皆様への「ご披露」ということになると、この日が初めてでございました。
 まあ、この手のことになると男性はほとんどの場合、役立たずであることが世の常でありまして、かく言う私もご多分に漏れません。各種手配・準備については、妻の膨大の労力を頼りにしていたわけで、身内を褒めるのも何ですが、この場を借りて、妻にも感謝の意を捧げたいと思っております。本当にありがとう。
 さて、式の方ですが、おかげさまで銀行時代の先輩ご夫婦に立会人になって頂き、無事にすみました。歳のせいか、こういう場の当事者になると涙腺がゆるみそうになるので、堪えるのがけっこう大変でした。その事情が分からない前提で見ると、随分と緊張していた?ようにも見えたのではないかと思いますが、まあ、そもそもが緊張という反射からはまったく私無縁でありまして、実態は違っているということで。

 式に関して、大抵の手続きを妻に任せてしまったとはいえ、私がやった数少ない作業はBGM選びでございます。実は、このBGMけっこう凝って選んだつもりですが、食器の音やご歓談の声といったものに遮られて、あまりご参加して下さった方の耳には届いていないかとは思いますが、こちらでご案内させて頂きます。

 ちなみに「Mozart;Magic Flute」から。個人的に非常に好きなオペラであるということと、一応「パパゲーノ&パパゲーナ」のカップルを意識してみました(笑) 途中、入場に合わせたかんじで音響屋さんに編集してもらいました。

  • 二人の紹介 スーザ「自由の鐘」

 別に「行進曲の王様」的に扱われるスーザに思い入れがあったわけではなく、単にこの曲は「モンティ・パイソン」のオープニングテーマだったというだけで選んでいます(苦笑) 最初は「奥様は魔女」とか、そういったようなものにしようかとも思ったのですが、それもあまり何だなあと思い、こちらにしました。
 新郎と新婦の紹介をするときに、「誕生日事典」と「相性事典」をベースに、やや「落としながら」説明してもらうということを司会の方にお願いしていたので、コメディ系のテーマがよいかなあと思ってこういう選択をしました。本人としては「大当たり」のつもりなんですが、まあ、それはそれで自己満足(苦笑)
 そもそも妻との二回目のデートで、この本を持っていって話がえらい盛り上がったのをよく覚えております(苦笑)

  • ケーキ入刀 DCPRG「構造Ⅳ(天国と寺院の構造)」

 ここしばらく、はまり続けているデートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンの名盤「Structure et Force Date Course Pentagon Royal Garden」からです。静謐な感じから、ポリリズミックに盛り上がる部分へのトランジションのかんじが非常に好きで選んでみました。「めでたい!!」というところを全面に出した、どかんどかんした曲は好きではなかったので(笑)
 どういうわけか、ここ最近、私の頭の中ではこの曲がずっと鳴っています。新婚旅行で行ったバリ島(詳細後述)の田園や渓谷の風景と妙に合っていたためかもしれません。

  • 乾杯 Jaco Pastrius "Word of mouth"「Liberty city」

 ぱあっと華やかな曲がいいなあと思っていたところ、ふと思いついたのがこの曲。実際にかけたのは、「Word of mouth」ではなくて、オーレックスジャズフェスティバルでのライブをおさめた「インヴィテイション」のバージョン。こっちの方がノリがよくていいかんじなのでした。

 妻がBill Evans好きだったこともこれあり、かわいめでこの曲を選択。よろしかったのではと思うのですが、いかがでしょうか。

 イメージ的には妻のドレスのかんじとロココ調の調べと時代がかった大仰さが合うかなあと思って選曲してみました。自分としてはぴったりだったかと思います。そもそも音源としては、カルロス・クライバーのものを使おうとしたのですが、DVDしかなく、買うかどうか迷って持っていたEMIのカラヤン(ただシュワルツコップなんだな、歌手が)のものを使いました。

  • お見送りの曲

Sly and the familystone「If you want me to stay」
DCPRG「Mirror Balls」
The Jean-Baptiste Trio「Sesami street」
Red hot chili peppers「If you want me to stay」

 歌ものが入ると、雰囲気がそれで決定してしまうということで、披露宴中の歌ものはすべて排除したのですが、お見送りのときは、ちょっとだけでもスウィートな感じをだしてもいいのかなと思い、大好きなスライをいれてみました。「If you want me to stay」は名曲の誉れも高いですし、歌詞の内容も悪くはないので入れてみました。ちなみに「Fresh」から。
 で、次の曲はDCPRGなのですが、聞いて頂ければ明らかなのですが、コード等を「If you want〜」から借用してきているのであります。気付いて下さる方がいたら、楽しいなあというちょっとした遊びをしてみました。ちなみに「REPORT FROM IRON MOUNTAIN」に収録されています。彼らのライブでも最後にかかることが多いような気が。
 「Sesami street」については、結婚式の退場の音楽で使ったこともあり(明るく呑気に退場していきたかったので)、そことユニゾンでかけてみたわけです。この曲じたいはiTuneストアで適当に探してきた曲です。ちょっと気持ちいいかな。
 で、しつこく「If you want〜」を今度はレッチリバージョンで流しました。この曲が入っている「フリーキー・スタイリー」は、ジョージ・クリントンの手でプロデュースされており、かなりP色が強くなっています。まあ、この曲やるなんて、かなりジョージの趣味以外の何者でもないですもんね。

 披露宴の音楽なんて、多分皆様聞き流されていたのだと思いますが、一応それなりにこだわって選んでみました。

 ちなみに、画像のパスタは非常に評判がよく、私の銀行時代の同期が「おい、替え玉ねえの?」と言っておかわりを強要しておりました(笑)

 それはともかく、本当に皆様、ありがとうございました。-