BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 夢見るように眠りたい

 ここ最近血道を上げていたことが一段落したが、課題や問題は一つ消えると一つ増えるらしい。まあ生きている以上は仕方ないか。私のような人間は生きていること自体が「問題」なのかもしれない(笑)しかもかなり厄介な部類に入るような気もしないではない。
 夜、職場の同僚と久しぶりに食事に行く。最初はいつもの定番居酒屋VINへ行こうとしたのだが、予約もとらずに行ったら、「満席だ」と言われてしまい、久しぶりに南平台のLennonへ。本当に久しぶりだった。窓際の席に座っていたのだが、硝子をこんこんと叩く奴がいる。誰だろうと思ってみたら、銀行時代の同期の友人だった。へんなこともあるもんだ。

 食事の席で昔懐かしい邦画の話が沢山出てえらく楽しかった。まず話題に上ったのは、林海象である。懐かしいですねえ。まずは「夢見るように眠りたい」である。佐野史郎の初主演作品。全編モノクロ。何年かぶりでこの映画の話をした。懐かしい。それに対して、私がお気に入りで上げたのは紳助・竜助を主演に使った今や映画監督というよりもワイドショーのコメンテーターとして有名な井筒和幸監督が撮った「ガキ帝国 [DVD]」である。他愛ない不良少年の話なのだが、他愛ないラストシーンがさわやかで中学生のとき何度も繰り返し見たものだ。映画の中で竜助が演じる少年は死んでしまうのだが、まさかご本人まで亡くなるとは思わなかった……。紳助よ、あなたの中にあったであろうまさに「ガキ帝国」主演時の暴力的な輝きを忘れてしまったのか……。残念である。
 その他には相米慎二はすごかったということで「風花 kaza-hana [DVD]」なんかも話に出た。小泉今日子の疲れっぷりがなかなか素敵な作品であったように記憶しております。
 もし、今の私が十分過ぎるくらいにお金持ちだったら……映画と音楽に好き放題お金を出して、好きなような作品を作ってもらうんだろうなあ、なんていう話もした(苦笑)まあ、実際のところ、私にはそんなお金はないわけで……想像しているうちが花なのである。
 映画だったら……どうだろう、黒沢清に何か撮ってもらうか。楳図かずお作品でも撮ってもらうか。「神の左手悪魔の右手 上巻 (My First WIDE)」なんかどうだろう。
 音楽だったら、文句なく全員メンバー指定で菊地成孔に頼み込んで、スペシャルなDatecourse Pentagon Royal Gardenをくんでもらうのだな。
 まずはベース、ブーツィ・コリンズ(ジャコが生きていたら当然ジャコにも参加してもらう)、ドラムはトニー・ウィリアムスジンジャー・ベイカー(好きなんだよね)。パーカッションはドン・アライアス(
あ、ドンも亡くなっているじゃん……)とドゥドゥニージャイローズ(ううむドゥドゥは凄そうだ)。キーボードは勿論ジョー・ザビヌル。
 ホーンセクションはどうするか。やはりここはJBsのメンバーで固めたい。メイシオ、ピーウィー、フレッドはマストだな。ギターは難しいなあ、キザイア・ジョーンスとジェイムス・ブラッドウルマーなんてのはどうだろう(笑)それはともかく、ってなかんじでやるのだ。

 仕事だったらそういう方がいいのだけれどもな……。