BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 バリ島旅行記 その二

 さてさて、前回のエントリーで宿泊場所は大変に気に入ったというお話をさせて頂きましたが、今回については、バリ島ウブドで行ったアクティビティについて簡単に述べさせて頂きます。例によって「のんびり・まったり」派なので、あまり活発なアクティビティはしておりません(汗)

 今回は、その乏しいアクティビティをご紹介します。

  • 半日市内観光

 そもそもこの旅行はHISでおさえたものなのですが、HISのオプショナルツアーで申し込んだものです。観光地巡りと土産物屋探訪といったところで、土産物屋探訪がどちらかというとメイン。回ったところは、という寺院、ライステラス、という美術館といったところ。どこも20分程度の時間しか割いて貰えず、一番長く滞在したのは土産物屋というオチになります。まあ、それは想定の範囲内ではありますが。
 ウブドにどういうものがあるかという「イントロダクション」にはなりますが、まあ性格上、なかなか満足のいく物にはなりにくいですね。
 具体的に言うと、「ネカ美術館」(インドネシア人画家やバリに住んだ西欧人画家の作品を収蔵)、ゴア・ガジャ(「象の洞窟」という意味の古代遺跡)、

  • チェディクラブの周辺の田んぼ・集落ウォーキング

 これ、意外に良かったです。前回のエントリで書いたようにButlerさんがガイドをしてくれました。
 チェディクラブの周辺は完全に田んぼです。チェディの所有地と周辺の集落のものとが簡単な石塔で境界を示しているだけで、完全にくっついております。チェディの土地も周辺の集落の人々の労働力を頼りにしているのだとか。
 後々、画像の方もアップしていきたいと思いますが、この宿から見える景観と言えば「田んぼ」になるのですが、この田んぼの畦道をのんびりとButlerさんのガイドで散策するのです。時間にして約一時間くらいでしょうか。省エネ的に楽しいアクティブティです。
 ここで見た光景は、実際に自分で体験したことはないにしても、昔の日本の光景とよく似ているような気がします。田んぼの中にカルガモを放すといった有機農法、トラクタも使っていますが、細かいところは牛にやらせるようなところ、何よりも、空には凧が揚がっているわけです。この凧、バリ島では子供達の間の非常にメジャーな遊びらしいです。コメを作る民族共通のDNAというのでしょうか、本当に何か懐かしいものを感じさせます。
 ひとしきり田んぼの中を歩くと、今度は集落に出ます。集落も、昔の日本の雰囲気っぽい「何か」があって、歩いていて、「異文化」というような強烈な何かがあるわけではありません。人なつっこい笑顔を見せる子供達、妙に礼儀正しい老人達。それらすべてが何らかの宗教的なバックボーンなしには得られないもののような気がします。多分、もうそういったものは日本では失われてしまっているような気がします。失われているからこそ、懐かしいという、ねじ曲がった逆説的な回路にちょっと失望を感じたりします。
 途中、寺院があり、その寺院の近くには、大きな木(バミャンツリーとか言うらしいです)があり、その木の周りには白黒のチェックの布が巻いてあります。この白黒チェックの布は、バリ島では「聖なる物」の印なのだそうです。白は「聖」を意味し、黒は「力」を意味するのだそうです。白黒が「聖」の印だとしたら、それは随分とモダンな感じがしますね。
 田んぼの中を歩くだけなのですが、非常に楽しかったです。
 時間にして約一時間ちょっと。

  • Sobek社によるマウンテンバイクツアー

 こちらもHISで申し込んでいたオプショナルツアーです。自転車好きの私のことを気遣って妻が入れてくれたアクティビティであります。このツアーは、キンタマーニ(地名は日本語で発音するとちょっとおかしいですが)まで行き、そこからゆっくりと下るかんじでありました。ウブドのあたりはあまり天気が良くなかったのですが、キンタマーニはきれいに晴れており、非常に眺めがよくなかなか気持ちが良かったのであります。眼下にはバツゥール湖という湖が広がっており、その近くには温泉もあるようです。湖の左手には山があり、湖面には切り出した材木が浮かべてありました。
 自転車乗りの私としては、「自転車」という観点だけで見ると物足りないかんじはあったのですが、基本的には観光ですから、それでもよしとしましょう。ツアーでは、バリの山の中を巡り、小さな村の寺院を見学し、一般的な民家を見学し、なかなか満足度が高かったです。

  • Spa

 チェディで一回、それからマヤウブドで一回。合計二回もスパに行ってしまいました(苦笑) チェディでもマヤ・ウブドでも、スパは双方の特徴が生かされており、なかなか堪能できました。
 まずチェディのスパですが、ベッドの前はいきなり田んぼで、農家の方が農作業をしているのを見ながら、のんびり施術を受けるかんじ。もうそれだけでどこか違う世界に行ってしまいそうです。
 マヤウブドの方は、渓谷の斜面にそって立っているヴィラの中で緑豊かな渓谷と川のせせらぎを聴きながら施術を受ける。これもまた、どこか違う世界へ行ってしまいそうなかんじでした。「癒し」という言葉は私ははっきり言って嫌いですが、まさに癒しと言えば癒しになったような気がします。
 はっきり言って、マッサーの方のテクニックについては、私はよく分かりませんでしたが、気持ち良かったことは間違いないです。素人な私でも明確に違いが分かったのは、最後に入った風呂くらいかな(笑) チェディで最後に入った風呂にはプルメリアがたくさん入っておりいい香がしました。マヤウブドでは、ハーブだの薬草だのがたくさん入ったお湯につかったのですが、何だか自分がカレーだかシチューの具になったような気がしたものでした(笑)

 ということで今日はここまで。