BearLog PART2

暇な中年の独り言です

静かな日曜日

 雨。しかも一日中雨。
 さすがに疲れていたらしく、少々朝寝。雨だから、美ヶ原へ行った人々は大変だろうなあと思ったりする。こちらは愛娘と一緒にまったり、でいく。
 午前中、部屋の掃除などをしっかりとして、13時半過ぎに家を出る。病院についたのは14時過ぎ。部屋に入ったら父がぽつねんと一人で座っていた。
「どうしたの?」
「いや、検診だってさ」
 父は明日から北海道へ出張らしく、二、三日会えないのも何だということで雨の中そそくさと病院に来ていたらしい。ほどなく妻と娘が検診から帰ってくる。娘は泣いている。お腹が減っているらしい。
 いつもは昼間寝ているにもかかわらず、大事なスポンサーであるお爺さんに気でも遣ってくれたのか、ミルクを飲む姿をご披露することができた。写メっている父親の姿がなぜだか微笑ましい。
 今日は雨でかつ日曜日ということもあって、見舞いにきてくれたのは父親のみ。静かな日曜日となった。昨日は母親にぶつくさ言われたが、娘を抱く手つきもだいぶ慣れてきて、堂に入ってきたと思う。今日もオムツ変えもしたし、あやしたりもした。経験豊富な外野がいない分、プレッシャーがなく、じっくりと腰を落ち着けて娘と対話?することができて、それはそれで新鮮だった。
 顔はますますシャープになってきて、ぷっくり感も大分なくなってきた。抱っこして話しかけてみると、分かっているのか分かっていないのか、私の顔を覗き込んでにやっと笑うような表情をする。発達過程からすると、それはきっと娘の感情の発露でも何でもないはずなんだが、でも実際に笑顔らしき表情の動きを見てしまうと、もう愛情以外の何者も産まれてこない。可愛くて仕方ない。
 そうこうするうち、今日は早めに家に帰ってくる。「帰るよ」と娘に話しかけたらぐずりだした。別に分かっているわけはないと思うのだが、何だかちょっとだけ嬉しい。大袈裟だが断腸の思いで病院を後にする。
 明日は退院。やっと家に帰ってくる。これからが育児本番!だ。