BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 首都高でスリップ交通事故にあった

 まだ体験が生々しいうちに一応書いておこうと思い、5分くらいでざざっと書きます。


 本人、ピンピンしているのですが、掲題の通りです。
 昨日、雪と時間が遅くなってしまったため、会社からタクシーにて帰宅したのですが、その途中での出来事です。いつもの深夜帰宅ルート通りだと、首都高に乗ってもらって、家の近くにある高井戸出口で降りてもらいます。
 ご存知の通り、昨日の東京の深夜、かなりの雪が降っておりましたが、別に通行止めになっていなければ大丈夫だろう、しかもこのタクシー、一応チェーン巻いているし。と思った次第。躊躇うことなく、いつも通りのコースを選択。
 霞が関の出口を過ぎたあたりでしょうか、後輪がずるりとすべり、右回りに(今思い返せば)、ガツンという衝撃とともにちょうど270度くらいぐるりと回り動きを止めました(これ、人生2度目のスピンです)。しかも車体は真横になって二車線をまたいで、意図せずして通行止めにしてしまう格好でとまってしまったわけです。
 ぐるりとクルマがスピンしている間、「あ〜、ついにこれで私もこれまでか〜」と瞬間的に思いました。数秒にもならないくらいの「瞬間」なのにえらくゆっくり時間が過ぎたような気がしたのは多分気のせいでしょうなあ。
 こういう状況をおもしろがってしまうのは自分の悪い癖なのですが、周囲を観察してみます。何かネタゲット!みたいな。ああ、不埒な私。。。
 ぱっと見たところ、雪もほとんど積もっていなさそうな場所だったんですが、右ボンネットはグシャグシャになっておりました。今になって考えてみれば、この状態で後続車両に突っ込まれたら、やばいなあと思うのですが、不幸中の幸いで、後続車両が来たのはちょっと経ってから。
 事故って一目でわかるのに、足止めをくらった後続車両連中は、どけどけと言わんばかりにブーブーとクラクションを鳴らす。絆も何もあったもんではないですね。
 車内があまりにも焦げ臭いので何だか車両火災の絵図が頭の中に浮かんできて、運転手さんに、「あのぉ、降りた方がいいですかね?」とコワゴワ聞いてみたのですが、「乗ったままの方がいいですよ」と言われたので、仕方ないので乗ったまま。やることないので、iPhone見たりして。でも、いきなりツイートしたりするのはちょっと憚られましたw 何でかはわかりませんが。
 事故直後から、運転手さんは、あちこちに携帯電話で電話をかけています。運転手さんにも怪我はなさそう。
 運転席を見ると、開いたエアバックはもはやしぼんでしわしわになって、名残惜しそうにハンドルにくっついている。テンパッている筈なのに、えらくきちんと電話をかけている運転手さん。えらいなあ、と。電話の先は、多分、会社や保険会社なんでしょうなあ。大変だ。
 やがて、警察が到着。
「お怪我はないですか?」
「ありません」
「首都高パトロールが来ますが、それまで我々が応対します」
 とのことで、運転手さんに色々と指示を出して、クルマを人力で移動させて、何とか一車線を空けてしまいました。手際よすぎ。
 その間、私はぼおっとクルマに乗っているだけ。降りて手伝ったほうがいいのかなあと思いつつ、素人が出て行っても邪魔になるだけだろうと思い、車内でぼおっとしておりました。
 そうこうするうちに首都高パトロールのレッカー車が到着。私を送ってくれる代わりの車もこちらに手配した、とのこと。事故時の手順なんかは、かなりトレーニングされるんだろうなあ、運転手さんはそれなりに手際が良かったように思えました。
「レッカーで運びますが、一応、最寄りの出口で降りて一般道までです。そこから先はご自分で手配されて下さい。あと、車両傷つける可能性もあるので、そこはご了解下さい」
 と、パトロールの方はてきぱきと作業を進めていきます。こういうときのプロって、ちょっとカッコいいですなあ。
 運転手さんが、パトロールの方に呼ばれて車外に出たとき、車内の風景を一枚だけiPhoneに記録。しなくても良かったんだけど、やっぱりここは一枚だけでもという、庶民心でwww
 代車が到着して、乗り換えて、無事に家までたどり着いたのですが、かれこれ1時半過ぎ?だったんじゃないかなあ。それでも早く家に帰ってこれたほうなんじゃないかなあと思います(比較はできないけど)。幸いにして本人元気だし。
 

 家帰ってきて、風呂入って、寝ている妻と娘の顔を見たら、逆に「うっ、実は紙一重で大事故になったんじゃないか???」という恐怖感が込み上げてきて、今更ですが震えがきました。。。以上。