この二日間で子会社の方々に色々とインタビューをしているのだが、子会社の方々が親会社に抱いている思いというのの深さ、そして複雑さに胸を打たれることが多い。
そこには資本の論理だけで割り切れる単純な話など何一つなく、色々のレイヤーの話がごちゃっとミックスされているので、それらを解きほぐし、最適な解を見つけていくというのはなかなか大変なことである。
ただ、私は個人的に楽観的なお気楽人なので、お互いビジネスをやりたい!というシンプルな野望と欲望があれば、何とかなるのではないかと信じているし、実際そうだろうし、思いが色々とあるからといって、状況は悲観的なものではないと思っている。まあ色々あるよね、と笑って話せる程度のものだ。とはいえ、学ぶことは多い。謙虚にならないといけないと思うのだ。
夕方オフィスを出て、家に帰る。家に帰ってからだらだらとテレビで「わるいやつら」を見る。松本清張は生誕100年なのだそうだ。そもそも最終回だったのだが、米倉涼子の訳の分からない迫力に少々圧倒される。彼女の自分の居場所を見つけたということか。ふとゴダールの「右側に気をつけろ」で繰り返し「地上に一つの場所を」というセンテンスが反復されることを思い出した。
私は自分の場所を地上に見つけたと言えるのだろうか??? これについてはまだまだ学ばねばならない。
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