神戸・大阪・奈良旅行（２）

　朝食前、時間もあったので、ホテルのジムへ（笑）　Ｔシャツと短パンとシューズを借りて1500円ちょっと。これにSpaを使うとなると＋1000円が必要になる。今回はSpaを使わないことにして、ウェアだけ借りてさっそくトレーニング。
　ウォームアップにトレッドミル10分走。30kgスクワット 15×２、24kgランジ 15、ダンベルプレス15kg 15、オーバーヘッドプレス10kg　15、ダンベルローイング15kg 15、懸垂２（しょぼ）、クールダウンもかねてトレッドミル走30分。ミネラルウォーターは飲み放題だし、タオルも使い放題なのは気に入った（笑）
　トレーニング終了後、部屋でシャワー。その後朝食。朝食はレストランでビュッフェ形式。ソーセージだの炒り卵だのサラダ等々をとりまくる（笑）
　朝食後、近鉄にて大和西大寺へ。大和西大寺で乗り換えて、西ノ京へ。西ノ京では、薬師寺と唐招提寺を見る構え。単に距離的に効率よく徒歩で回れるというところだけでチョイスしているので、薬師寺は日光・月光菩薩が上京されていること、また唐招提寺では本堂が大修復工事中であること等々はあまり気にしていない（苦笑）　画像は薬師寺の東塔。二つの寺は、GWのはざまの平日だということもあり、がらがら。実は私は薬師寺については、伽藍といい、薬師三尊といい、かなり好きである。特に日光・月光の両菩薩については、あの豊かな人体造形が本当に好きだ。黒光りしているところもいい。ということで、両菩薩がいらっしゃらないのは残念ではあるが（まあ東京で見ればいいのだが）、それでもやけにだだっ広く見える境内といい、非常に堪能したので満足。
　唐招提寺は、本堂が解体修復工事中であったので、宝物館にまさに「天平の甍」をおいてあり、間近で見ることができたので、ある意味満足。天平時代ということを考えるだけでうれしくなってくるのは不思議だ。こういう昔の「モノ」にもしも人間にも似た記憶があるとしれば、一体何を見てきたのだろう？などとバカなことを考えてしまうわけだ。だから、訳もなく見いってしまう。見ているだけでつまらない想像を色々と巡らせてしまうわけだ。
　あと、唐招提寺では、鑑真和尚の生まれ故郷名産の木が花をつけていた。「ケイカ」という白い花なのだが、小ぶりでいかにも可愛らしい。日本では珍しいのだそうだ。本堂がない分、こういうので拝観者サービスをしているのかと思うとやや痛々しい。鑑真和尚の有名な像を毎日見せてくれればいいのに、と思ったりもする。
　二つのお寺を拝観した後、「大納言」（それにしてもすごい名前だ）というところで、お茶をする。冷たい抹茶にわらび餅、アイスクリーム。まったり。
　そこから先、垂仁天皇陵の方まで歩こうかなどと考えたのだが、妻がすっかり疲れてしまったので、そのまま大阪へ戻る。
　いったん、ホテルで休んでから、夕食はガスビル食堂にて。ハービスから歩いていくことにした。完全に土地勘が薄れていて、御堂筋に出るのに時間がかかってしまったのはご愛敬にしておいて下さい（汗）　久しぶりに日銀大阪支店なぞを見つつ、御堂筋をゆっくりと何かする。
　駆け出しの銀行員だった頃（もう20年くらい前のことだ）、この御堂筋を毎日のように歩いていたことが嘘のようだ。まったく何も思い出せない（笑）　人間の記憶なんて曖昧模糊でいい加減なものだなあと実感。
　このガスビル食堂に来るのはもう十何年ぶりだろうか。本当に久しぶりだな……と思っていたら、何だか内装が変わっていた。お店の人に聞いたら、５年前に大改装したのだとのこと。昔の古くさい内装の方が個人的には好きだけれど、内装はともかく、しっかりした料理を出すところは変わっていないけど。妻も私もステーキを食べ大満足。
　帰りもゆっくりと徒歩にてホテルまで帰還。
　なかなか楽しい旅行だと思う。