BearLog PART2

暇な中年の独り言です

 感動すること?

 ここ最近、自分には価値がないことが分かっている故に、有能な経営者とかって私のような一般民間人と比較して、何が違うのだろうか?ということをよく考えてしまう。
 昨日、妻と話をしていて、それはある種の「素直に人の言うことを傾聴できる」ということなんじゃないか、なんて話をした。それはそれで自分の腹の中では落ちていたのだが、今日、日経新聞の「私の履歴書」の中でダイキン工業の井上会長がよいことを仰っていた。そのまんま引用させて頂く。

 経営者には、美しいものを見たり聞いたりしたときに心底感動する人が多い。(中略)周りの人たちが自然にその人を引き立て、リーダーとしての仕事をさせる側面が強いと思う。物事に感動し、それをエネルギーとして一歩を踏み出すリーダーの姿を見て周りの人間は安心してついていくのではないだろうか。

 感受性の問題ということはすなわち、素直さの問題なのだとも思う。素直に詩や音楽を愛でて、いやいや芸術だけでなく、人の営みに素直に感動できる、そのある種のナイーブさ。まあ見方によっては馬鹿のように見えるのだろう(笑
 今朝日経を広げながら、なるほどなあと思ったのだ。
 関係ないけど、同じく、今日の日経新聞、「領空侵犯」という連載インタビューの中で、石田衣良が、「『デート法』を制定せよ、残業を禁止、人生を豊かに」などということを言っていた。そもそも残業があろうとなかろうと、恋できない人は恋できないし、残業をしていようとしていまいと恋する人は恋をするのだ。そのところに気付かないようだったら、作家業だいじょうぶですか?と余計な心配をしてしまいます(苦笑)