BearLog PART2

暇な中年の独り言です

そして結局SONYになった

ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 ボディ ILCE-7

ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 ボディ ILCE-7

 もうだいぶ前のことになるけど、きちんとしたカメラが欲しくなった。
 娘の写真をできるだけきちんと残しておきたいという親バカ的な欲望と、そしてメカ好きの男の子な欲望が極まった感じである。
 例によって、妻はそもそも写真を勉強していた人なので、これこそ、椅子以上に勝手に買うわけにはいかない。そもそも夫婦で使うものだし。しかも、私はほとんどカメラのことは知らないし。ただ、漠然と「キャノンとかニコンのデジいちの凄いやつが欲しい」ということくらいしか意識していなかったわけである。
 まあ、そんなもんだ。私は基本的にはいい加減だし。(ここまで書いてわかったのだが、会社で使っているMacBook Airよりも、プライベートのMacBook Proの方がキーボードのタッチが格段にいいことに気付いた。って、当たり前か)
 妻に一度相談すると、「量販店のカメラ売り場の店員さんは基本的にはオタクが多いから、店員さんを捕まえて説明してもらって、あたりをつけたら? あたりがついたら、その機種のカタログを持って帰ってきて」と言う。そもそも妻は賑やかで人が沢山いる家電量販店は好きではないし、娘は当然飽きてしまうし。ということで、とりあえずは、私の独り家電量販店巡りが始まったわけだ。
 確か、最初に行ったのが、渋谷のビックカメラだったと思う。店員さんに、「完全な初心者でデジいち欲しいんですけど、何がいいんですか?」と聞いたら、「何を撮るんですか?」と聞かれ、子供だと答えると、キャノンのEOSキッスを勧められた。「ブレードランナー」のうどん屋のおじさんみたいに、「これでじゅうぶんですよ、許してくださいよ」みたいなかんじ、と言ったら大袈裟か。でも男の子心的には「カメラと言えばニコンでしょ」とも思うわけで、ニコンはどうなんですか?と聞くと、「子供は動きが早いから、オートフォーカスのスピードが速いキャノンの方がオススメです」との返事。まったく状況をよく知らない私からすれば、「ふ〜ん、そうなんだ〜」というかんじである。
 ということで、まずは最初の量販店行脚が終了する。とりあえず、イオスキッスとニコンAPS-Cの安いラインのカタログを大量に家に持ち帰ってみた。
 そして、Facebookなどでつらつらつぶやていると、親切な友人が色々とコメントをつけてくれ、色々な機種の例などを教えてくれることになった。本当にありがたいものである。てな感じで徐々に耳年増になってくると、どうやら、センサーにはサイズ的にいくつか種類があって、大きなサイズもの、要するにフルサイズ35mmなるものが一番スゲエらしい、ということが分かってきた。
 正直に言うと、フルサイズのボディだと、わはは、基本的には予算オーバーなんだな。でも、どうせ買うなら、当初のコンセプトが「ちゃんとした、きちんと」ということなので、できる限り、よいスペックのものに限るのではないかという気持ちもないわけではない。そうすると、廉価版のフルサイズを探すわけだ。そこで出てくるのは、EOSだったら、6Dとか。ニコンだったら、D700とかD600だった。
 ってなことを妻に言っても、彼女はあまりぴんとはきていないようだ。
 そうこうするうちに、家族で量販店に行く機会があった。何かの帰りに渋谷のビックカメラに寄ることになったのだ。そこで、私が考えていた6DとかD600とかを、妻がいじっていたが、あまり反応がよろしくない。
「まあ、この手のものだったら、持った感じだとこれしかないな」と言ったのが、これ。

 わはは、立派な高級機じゃん。これは予算的には無理だよなあ、でも確かにかっこいいかも。それに妻が良いというなら、それはそれでありかも。。。などと思ったりする。そうこうするうちに、娘が暴れ始めた。あっちこっちの棚の上の展示品をいじり始めた。しかもかなり傍若無人に。。。仕方がないので、娘を追いかけ回すことに。その間、妻は売り場を徘徊していた。あまりニコン、キャノンのデジいちには関心を示していないことに、私はちょっとがっくりときた。ううむ、カメラはしばらくお預けかなあ。。まあそれもいいか。
「カメラはどうだい?」と暴れる娘を追いかけ回す合間に、妻に聞いてみた。
「うん。多分、キャノンやニコンのやつだと重いし大きいし、実際に子連れであれを持って歩くのは無理よ。強いて言ったら、Dfくらいだけど。他のものはちょっとぐっとこないわ」
 娘が落ちついた頃に、妻がSONYの棚で捕まっていた。そこでいじっていたのが、α7だった。
「これ、ちょっといいかも。これにツァイスのレンズをつけたらかなりいいんじゃないかなあ。しかも小さいし、軽いし」
 さらに私的に付け加えるとすると、
 フルサイズだし。

 その日は、娘がもう飽きてしまい限界だったので、帰宅したが、後日、妻の指示通り、α7とツァイスのレンズを買いに行ったのだった。結果は大満足である。こんなに写真を撮ることが楽しいとは知らんかった。いやはや。何だかカメラ地獄に入ってしまいそうな感じ(というか、現時点でが既に入っていると思われ)であるwww